春よ、来い。
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今日は、とても暖かいです。外の気温は17℃まで上がっているようです。春が来たかのような陽気に誘われて昼過ぎに散歩に出てみたら、水仙の花が綺麗に咲いていました(もっとも・・・水仙はお正月頃の寒い時期にも咲いていました。が、その頃と今とでは花の付き方が違うように思われます。あの頃よりたくさんの花が付いているような気が・・・)。
いつもこの時期の暖かい日に惑わされて、ついダウンコートなどの冬物を片づけてしまうと、だいたい後で痛い目にあいます。まだまだお彼岸の頃までは、「寒の戻り」がありますからね。今から11年前の3月11日もそんな寒の戻りが来た日で、「ダウンコートをクリーニングに出さなくて良かったー」と思いながら、朝、ロングのダウンコートをはおって会社に行きました。そしてその日、東日本大震災が起こりました。電車が完全に止まってしまったので家に帰るのをあきらめ、会社の床に段ボールを敷きダウンコートをかぶって夜を明かしました。その夜は、東北の方々のことを想いながらまんじりとも出来なかったことを今でも鮮明に覚えています。今年ももうすぐ、3月11日がやってきます。
先日、北京オリンピックのフィギュアスケートのエキシビションで、羽生結弦選手が松任谷由実さんの「春よ、来い」を楽曲にして滑っていらっしゃいました。この曲は、1994年から1995年にかけてNHKで放送された連続テレビ小説「春よ、来い」の主題歌として使われていたものだそうです。今、この曲を歌詞とともに改めて聴くと、当時は考えてもいなかったいろいろなおもいが心をよぎります。多くの方々に、本当の意味での春が一日も早く来ますように。