すっかり秋ですね・・・

これは何? 栗のイガ?? ではありません・・・

 暑い暑いと言っているうちに、いつの間にかすっかり秋になってしまいました。先日、久しぶりに散歩をしていたら、昔なつかしい草を発見! 子供の頃この草を見つけると、穂の下の方を親指と人差し指でつまんで ぐぐぐ~っ と力を入れて上方に向かって茎をしごいて「栗のイガ(みたいに見えるもの)」を作って遊んだものでした。

一面、「栗のイガ」の元になるチカラシバの平原!

 この植物が何という植物なのか、これまで知らないまま人生を過ごしてきたので調べてみました。「チカラシバ」という植物だそうです。根が強く張って、抜こうと思って力を入れてもなかなか抜けないことから、この名前がついたようです。

 この他にも、何種類かの花が咲いていました。こちらはご存じ「ホトトギス」。

ホトトギス
ホトトギスの花のアップ

 ホトトギスと聞くと、明治時代、新聞に掲載された徳冨蘆花の小説『不如帰』(ほととぎす)をつい思い浮かべてしまいますが「不如帰」は鳥の方。花の方は「杜鵑草もしくは杜鵑」(ほととぎす)と書くのだそうです。

 樹々の間に、こんな植物も見つけました。「クサギ」という名前で、夏には白い花を咲かせていた模様・・・

 「クサギ」は、葉っぱをちぎったりすると独特の臭いがあるため「臭木(くさぎ)」と呼ばれているとのこと。何だかこの植物に対して、ちょっと失礼な気がしてしまうのは私だけ?? 葉の臭みは熱を通せば消えるので、若芽や若葉は和え物、煮つけ、天婦羅などにして食用されているそうです。佃煮は、特に珍味らしい! 食べてみたいですね。クサギについての詳細は、下記リンクをご覧ください。(一部、参照させて頂きました)

庭木図鑑『植木ペディア』--- https://www.uekipedia.jp/%E8%90%BD%E8%91%89%E5%BA%83%E8%91%89%E6%A8%B9-%E3%82%AB%E8%A1%8C/%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%82%AE/)。

 夕方5時頃になると暗くなってしまい、何となくちょっと心細いような季節になりました。でも、足元を見るとまだまだいろいろな植物が頑張っていて、私たちを励ましてくれています。私たちも、チカラシバのように強く生きていきたいものです。