人生の夏休み!?

何とっ! 4月末から4か月もブログをお休みしてしまいました。近所の保存林の中で4月に見つけた蘖(ひこばえ:樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと)が、この4か月の間でこんなに立派な一面の「もさもさ」に生長していたことにびっくりです! 周りの樹木、下草に至るまで、こんなにも伸びるものなのですね。

左は4月17日、右は8月30日撮影。木からの距離も撮影する角度も違ってましたね。定点観測出来てなくてスミマセン!

今年2022年の5~6月は、何だかいろいろ立て込んでバタバタしているうちに過ぎてしまい、7~8月は身体のいろんなところに不具合が出て(入院もしました)何をするでもなく終わってしまいました(´・ω・`)。唯一、この夏にやったと言えるのは、久しぶりに読書をしたことですかね。私は中学の頃からずっとSFとファンタジーが大好きで、ハヤカワ文庫、創元SF文庫のかなりの部分(もちろんご贔屓の作家さんに偏ってます)を読み漁ってきました。しかしここ5-6年くらいは、自分でも驚いてしまうくらい読書から離れていて・・・7月下旬の思うように動けないながらも少し調子が良くなった時期に、「そうだ、読書をしよう♡」と思い立ったのです。

ヤブラン?らしき花(ヤブランは、ランと言いながら実はユリ科)

今から25年くらい前に、ロイス・マクマスター・ビジョルドの「無限の境界」(創元SF文庫)という本に出会い、すっかりこの作家さんのファンになってしまいました。順番は逆になりましたが、既に出版されていた「戦士志願」(いわゆるマイルズシリーズの始まりの本)、「親愛なるクローン」(第2弾)を一気に読み、その後は本が翻訳・出版されるとすぐ買って読む、という生活を続けていました(主人公マイルズの両親の出会いを描いた「名誉のかけら」も忘れてはいけません!)。しかし、このシリーズの最終話となる「マイルズの旅路」については、2017年に購入して以来ずっと読まずに本棚の肥やしになっていたのです。この本を読んだら何だか調子が出てきて、これまた2020年に買ったのに(習慣で、本屋さんで見かけるとつい買ってしまうのです)本棚で寝ていたN.K.ジェミシンの長大な三部作の一作目「第五の季節」(創元SF文庫)も読破(前半はかなり読みづらいですが、そこを乗り越えるとぐいぐい引き込まれていきます)。そして、続いて第二部の「オベリスクの門」へ。このシリーズを読んでいると、鉱物好きな私の頭の中ではいろいろな登場人物が鉱物になり、地球までも擬人化してしまうような感じになってきます。第三部(完結編)の「石の空」は未だ日本語に翻訳されていないので、思わず勢いでペーパーバック版「THE STONE SKY」を購入してしまいましたが、きっと読むのは日本語の文庫本が出てからになりそうです。

センニンソウ

今日は久しぶりに、うちの周りを歩いて植物の写真を撮ってきました。人生ウン十年、特に後半のウン十年の間に、今年ほどのまとまった夏休みをとったことはありませんでした。大変な思いをした2か月弱ではありましたが、私にとっての『人生の夏休み』だったのかもしれません。